
マタイ
Matthew
カラバッジョ 「聖マタイと天使」
マタイは使徒であると同時に福音書の第一の著者です。福音書記者としてのマタイのアトリビュートとして、「黙示録の生き物」の1つ、有有翼の人物があります。他にも書物、ペン、インク壷など、福音書記者としてのアトリビュートを持ちます。
カラバッジョ 「聖マタイの召命」
上の絵はキリストがマタイを使徒として召命するシーンです。マタイはカペナウムの収税人でした。使徒としてのマタイはそれに関連したアトリビュートの財布を持ちます。
「マタイによる福音書」9:9
イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。
彼は立ち上がってイエスに従った。
徴税人のような金を直接取り扱うの職業はこの時代最も嫌われる職業の一つでした。
それについてファイサイ派という敵対する勢力の人々が尋ねますが、キリストはこう答えます。
「マタイによる福音書」9:10-13
徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜあなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。
『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。
わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」
金を扱う職業の人々も絵の主題として描かれることがしばしばあります。

