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              アンデレ

 アンデレは最初、洗礼者ヨハネの弟子でした。

 アンデレは真の意味で信仰と希望の人でした。そしてある日、洗礼者ヨハネがイエスを「神の子羊」(ヨハネ1.36)と呼ぶのを聞きました。

そこで彼は心を動かされ、名前の知られていない他の弟子とともに、イエスに----すなわち、ヨハネが「神の子羊」と呼んだかたに従いました。福音書記者ヨハネは次のように述べています。

「彼らはどこにイエスが泊まっておられかを見た。

そしてその日は、イエスのもとに泊まった」(ヨハネ1.37-39)。

そのときアンデレは、イエスと親しくかかわる貴重な時を過ごしました。

この記事は続けて次の貴重な事実を述べています。「ヨハネのことばを聞いて、イエスに従った二人のうち一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。

彼は、まず自分の兄弟シモンに会って、『わたしたちはメシア----「油を注がれた者」という意味----に出会った』といった」(ヨハネ1.40-41)。

こうしてアンデレは、すぐに並外れた使徒的精神を示しました。ですからアンデレは、招きを受けてイエスに従った最初の使徒です.

​          (教皇ベネディクト十六世『使徒ー教会の起源』より)

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