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キリストは、復活し、ともにいてくださる。アレルヤ、アレルヤ

 

 長尾 俊宏神父

 

  みなさんご復活祭おめでとうございます。

 今日、教会は心からよろこびをもって主の復活を広め、また、どの聖堂でも心をあわせて祝っています。この復活の事実こそ、私たちの信仰、生活の光となっています。福音書が伝えるメッセージはイエスが生きているということである。

「私はあなたたちに平安をのこし、私の平安を与える。あなたたちの心は喜び、もうその喜びは、あなたたちから奪われることはない」。この喜びは、イエスからの洗礼の恵み、その言葉、その食卓を通して今日も私たちのうちにおける主イエスの「ともにいてくださる」しるしでもあります。

初代教会のキリストが最後の晩さんで定めたこの食事を「パンを裂く式」と名づけて受け継ぎ、そこで復活したキリストに生き生きと出会いました。そのころからキリストの復活の日、すなわち週の第一日目が「主の日」として祝われるようになりました。

「パンを裂く式」は「ユーカリスチア」(感謝)とも呼ばれ、主の日にはキリスト者がともに集まってパンを割り、キリストと一致し、聖霊の喜びに満たされて、神に祈り、相互の一致を深めていきました。

普通「ミサ」と呼ばれるこの祭儀はキリストとキリストを信じる者の出会いの場、目に見える交わりの場として全宇宙の完成の日まで絶えず続けられていきます。復活祭の喜びの中に、また、私たちも主イエス・キリストとの出会いを深めながら、この喜びを他の人々と共に分け合う日々であるように共に頑張っていきましょう。

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