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新年にあたって I (We).C.U

 ~私はもっともっとあなたと共に生きることが出来る~

 

主任司祭 ロマーノ 長尾 俊宏 神父

 新年あけまして、おめでとうございます。新しい年が始まりました。今年もどのような年になるか、私たちには分かりません。けれども、私たちは、イエス・キリストが時間の主である事をよく知っています。そして、新しい年もキリストのみ手において、私たちの永遠の幸福への道のりであることもよく知っています。

 この年が平和な年であるようにと私たちは望みますが、私たちの希望、期待にかかわらず時間的な平和がなくても永遠の平和の主キリストが私たちと共に生き、そして私たちを永遠の平和へと導いて下さっていることも確かです。そして、イエス・キリストによって召され遣わされた者として、「世界におけるキリストの証し人」として今年も「キリストの救いの業」に参加させていただき、「私があなたがたを愛したように互いに愛し合いなさい」と命じられた人間関係の中に真の幸せを周りの人々と一緒に見つけられた素晴らしいことですね。

 聖フランシスコの小品集の中にこんな話があります。『兄弟よ!よき牧者をごらんなさい。かれはご自分の羊を救うために、十字架の苦しみを耐え忍ばれました。そして主の羊たちは、困難、迫害、恥辱、飢え、弱さや誘惑などの中にあっても、主につき従いました。かれらは主から永遠の生命をいただいたのです。それで神のしもべである私たちは、大いに恥じ入らねばなりません。なぜなら、これらの聖人がたは実際に行われたのに、私たちは、その成し遂げられた業を、ただ読み聞かせ、述べ伝えることだけで、名誉と栄光を受けようとしているのですから…』

 教会においてキリストと結ばれている、そして結ばれていく私たちの生活が、本当に周りの人々と手を組んで一緒に生きて行きたいですね。

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