待降節第1主日ミサより

中村 道生神父

今日は、待降節第1の主日です。今日から新しい典礼の時が始まります。

今日の福音は、「その時」、すなわち、終末の時、世の終わりの時について、イエスの警告を伝えます。「その時」、太陽と月と星にしるしが現れ、地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は不安に陥り、恐ろしさまのあまり気を失うだろうと言われます。

20世紀は、第一次、第二次と世界大戦を経験し、21世紀も9.11の同時多発テロを契機に、アメリカは、テロとの戦いを続けています。アフガン戦争、イラク戦争と多国間の戦争だけでなく、タイ、ミヤンマー、スーダンなどでは軍事クーデターが勃発しています。

 教皇フランシスコは回勅ラウダート・シの中で、私たちがともに暮らす家「地球」が、

人間の無責任な乱用によって傷つき叫び声をあげていますと訴えています。世界の環境破壊は、生態系に壊滅的危機をもたらしています。トゥーンベリさんは2018年、15歳の時に、スウェーデン語で「気候のための学校ストライキ」という看板を掲げて、より強い気候変動対策をスウェーデン議会の前で呼びかけを行ったことで名が知られるようになりました。他の学生も自分のコミュニティで同様の抗議活動に参加し、「未来のための金曜日 (Fridays for Future)」の名前で気候変動学校ストライキ (School Climate Strike) 運動が組織されました。

地震大国と言われている日本では、度々大きな震災に見舞われて来ました。こう言う状況、こう言う現実の中で、今日のイエスの福音の言葉を心に留めたいと思います。

 イエスは、弟子たちに対しては、「このようなことが起こり始めたら、身を起して頭を上げなさい、あなた方の解放の時が近いからだ」と言われています。さらにイエスは、続けて言われます。「あなた方は、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことが出来るように、いつも目を覚さまして祈りなさい。」と、今日のテサロニケの手紙で、聖パウロは「私たちの主イエスが、来られるとき、あなた方の心を強め、私たちの父である神の前で、聖なる、非の打ちどころのない者としてくださるように」と祈っています。

さらに、同じテサロニケの手紙の5章で、神が、私たちに望んでおられることが何かを述べています。「主の日」が、「夜の盗人のようにやって来て、彼らに破滅が突然襲い掛かり、だれもそれからのがれられません」。しかし、とパウロは続けて言います。「兄弟の皆さん、あなた方は夜の闇の中にいるのではないので、「その日」が、盗人のようにやって来ても、あなた方を襲うことはありません。あなた方は皆光の子だからです」。「ですから、他の人のように眠ってしまわずに、目を覚まし、酔うことなく慎んでいましょう」。キリスト者が光の子としていかにして生きるかについて、パウロは続けて言います。「信仰と愛の鎧を付け、救いの希望という兜をかぶっていましょう」と述べ、「いつも喜びを忘れずにいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリストイエスにおいて、神があなた方に望んでおられることです。」と告げています。