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シノドス(世界代表司教会議)

シノドスとは、ギリシア語で共に、を表す「シン」という接頭辞と、道を表す「オドス」から成り立つ言葉で、「共に歩む」「集まり、集会」という意味です。

 フランシスコ教皇はシノドス(世界代表司教会議)第16回通常総会を招集しました。「ともに歩む教会のため――交わり、参加、そして宣教」というテーマのもとに2021年10月9日から10日にかけてバチカンで開会が宣言されました。

それは、二年間の「歩み」を経て、第一と第二段階ではバチカンにあるシノドス事務局より提示された10の設問からなる「提題と解説」に私たちは答えることを試みます。そして世界中から寄せられた意見を集約しながら「作業文書」を2回作成し、第三段階では代表となった司教たちによる全体会議が行われます。

2022年2月までにバチカンから質問票を受け取った教会は協議し、結果をまとめる。シノドス担当司祭はさらに取りまとめを行い、中央協議会に送付します。

従来のシノドスは世界代表司教団と教皇による会議であったが、今回は司教団と全ての信徒による参加を教皇が求め、《ともに歩む》ことで、シノドスへの理解を深める事を望んでいます。信徒から教会の代表者、主任司祭、担当司祭、司教の代表者はシノドス事務教区へ、最終的にはフランシスコ教皇様へと全世界からの信徒の思い、考えが届きます。札幌教区では佐久間力神父がシノドス担当司祭に任命されました。

要するに、現代社会の中で教会が考えていかなければならない事柄を話し合い、取るべき方策などについて教皇に提言することです。問題解決だけのシノドスではなく、「共に歩む」というシノドス的な特性を明確にして、司祭、修道者、信徒が一つにまとまる、ということを世界規模で行おう!ということだと思います。

私たちは質問票に回答することで積極的に意見交換に参加をし、共に歩む教会となるために信徒として何ができるか。隣人と協議することで交わりが生まれ、教会は人々の声を聴き、更に自らがどこに向かっているかを反省的に識別します。

シノドス事務局は討議要網を作成しその文書に関する討議をし、その結果を受けて最終文書を作成します。大陸レベル(アジア、オセアニア、欧州、南北アメリカなど)での最終文書をもとにさらなる討議要網が参加者に送付されて、2023年10月、バチカンで第16回世界代表司教会議が開催されます。

 全世界信徒全員参加を目指した教会刷新への一国シノドスが始まっています。

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